色であなたの心理マネジメントを実践しましょう
こんにちは。
幸せスタイル潜在意識コーディネーターの帛村美代子です。
今日は皆様に「色を活かすための新しい取り組み」についてお話しをさせていただきます。
色は私たちが生きていく上で、なくてはならない存在です。
色はあまりに当たり前のように目の前に現われるので、そんなことを意識することもなかったと思います。
しかし色覚異常などがないかぎり、色は必ず目の前に現われます。

そんな色を皆さんはどのくらい意識していますか?
今回私たちが皆様にお伝えしたい「色が生きる上で役に立っている」なんて、考えたことがありますか?
私たちは色の刺激を毎日受けながら生きています。
24時間365日、ずっとです。
色が目の前に無い日はありません。
ずっと色の刺激をもらいながら生きています。
だとしたら、
色の刺激を生きていく上で役に立たせることはできないかな?と考えても何ら不思議なことではありません。
せっかく色があるのなら、それを人生の役に立たせたい!!
そんな考えをいつもしてきました。
そこで色の活かすために新しい取り組みを考えました。
今日はその内容を皆様にお伝えしたいと思います。
ここからは幸せスタイルのパートナー。
私の夫にバトンタッチしたいと思います。
私の夫のKOUJIは私とともに色について学んできました。
彼は豊富な色の知識を持っています。
知識だけでなく、色の活用、またはカウンセリングにも取り入れてきました。今までに数多くのクライアントさんに色のセラピーをおこなってきました。
彼は昨年、それらを活かして「おせっかいな色の秘密」という本を電子書籍にて発刊しました。
この本は色の意味を解説するだけでなく、
色を科学的に説明したり、
色が活躍する文化を解説したり、
チャクラと色の相関関係まで解説しています。
それではここからは彼に説明をお願いしたいと思います。
色を制するするものは人生を制す
こんにちは、KOUJIです。
いつもホームページやブログを読んでいただきありがとうございます。

猫と阪神タイガースが好きな私です。
私のInstagramはわが家の二匹の猫たちの写真でいっぱいです。
黒白のミーちゃんとキジ白のれんくん。それに外猫のシロちゃんとクロちゃん。2年前に突然姿を消したチョコちゃんなど。
ちなみに左下の顔の一部が写っている猫が黒白猫のミーちゃんです。
ミーちゃんは猫らしくなく(?)まるで中に人間がいるかのような行動をたまに取ったりします。
えっ?右の写真は足が長くてかっこいいですって!!
それは目の錯覚ですよ。足が長く見えるように目の錯覚を利用しちゃいました。
そんな猫好きな私が色に興味を持ったのは、あるカラーセラピーを知ったことから始まります。
そのカラーセラピーは色彩心理に基づいています。色のついた液体の入ったボトルを選ぶことで、その人の潜在的な思いや悩みなどを作りだしている思考や感情を映し出すものでした。
色はなぜ人間の心理に影響を与えるのでしょう?
色が人間の心理に影響を与える秘密は「潜在意識」にあります。
これから主に三つの視点から色と潜在意識について説明したいと思います。
その前にひとつ念頭に置いてほしいことがあります。
それは、
「あなたにはあなたの魅力を引き出す色があるし、あなたの問題を解決する色がある」です。
色はただ目の前に存在している訳ではありません。
色は明確に、あなたに何らかのメッセージを送っています。
なんてことを書くとこれを読んでいるあなたはこんなことを思うかもしれませんね。
「色選びにメッセージ性などあるの?ただ好きな色を選べばいいんじゃないの?」
「そもそも嫌いな色なんて選ぶわけがないでしょ?自分に合わないから嫌いなのに」
確かにそのときそのときの状況で好きな色を選べばいいですよね。嫌いな色は避けた方がいいですよね。
なぜあなたはその色を好むのですか。
なぜあなたはその色を嫌うのですか。
色の好き嫌いにも意味があるのです。
それでは早速、色の秘密を紐解いていきましょう。
目次
■その①、トレンドカラーはあなたを活かす色とは関係ないということをご存じでしたか?
・トレンドカラーは購買誘導を目的としたイメージ戦略
・購買意欲に影響は与えても生き方や価値観には影響を与えない
■その②、人が感じる色の意味やイメージは潜在意識の記憶に基づいている
・色を見るたびに思い浮かべる意味やイメージがある
・潜在意識から浮かび上がる色の意味やイメージは感情に左右される
・色はあなたに潜在意識の中にある思いを教えてくれる
・あなたの選んだ色が何を代弁している?それを理解するために色彩言語がある
■その③、色と人との関係性 色はあなたにつきまとう あなたとともにある
・色を拒否することは不可能
・色のありかはどこにある?(色を科学しよう)
・光(色)がもたらす恩恵
・チャクラという考え方をご存じですか?
・チャクラと色と人間の関連性
■あなただけの色の活用術のご提案
・知識だけ詰め込む方法ではあなたのためにはならない
・あなたの潜在意識の中にある色の意味をカウンセリング&コンサルします
・色彩戦略・色の心理マネジメントの主役はあなたです
・さあ一緒に、色を活用し、色を自由自在に操りましょう
■その①、トレンドカラーはあなたを活かす色とは関係ないということをご存じでしたか?
毎年選ばれるトレンドカラーというものがあります。
皆様もよく知っていることかと思います。

トレンドカラーは毎年12月に翌年の色が発表されます。
アメリカの「パントン」という会社が発表しています。
パントンは印刷の際の色を指定する色見本を取り扱っている企業です。世界標準の色見本帳手がけている企業です。
上の写真は2021年のトレンドカラーとして発表されたばかりの二色を配合したイメージポスターです。
ちなみにパントンが選ぶ2021年の色は
・イルミネイティング (Illuminating)
・アルティメット・グレイ(Ultimate Gray)
この二色が選ばれました。
イルミネイティングはイエローです。アルティメット・グレイはその名のとおりグレイです。
写真の壁の色、女性の袖の色ですね。
この二色、今年活躍するでしょうか。
日本では「日本流行色協会」という団体が毎年トレンドカラーを発表しています。
2021年はホワイトなのだそうです。
このトレンドカラー、2年前までさかのぼってみたいと思います。
2019年に選ばれた二つに色がこちらです。

画像の左はパントンが選んだリビングコーラル(Living Coral)
右は日本流行色協会が選んだアウェイクニングオレンジ(Awakening Orange)
どちらもオレンジ系です。特に右のビビットなオレンジは元気をもらえそうですね。
次は2020年です。昨年のトレンドカラーです。

パントンが選んだクラシック・ブルー(Classic Blue)
日本流行色協会が選んだヒューマンレッド(Human Red)
三原色のうちの二色が選ばれました。
(三原色は赤・青・黄のことで、この三つの色を混ぜ合わせて他の色を作りだす基本の色です)
どちらもはっきりとした色です。
色自体が私たちに何かを主張してくる感じがして、その主張を色が「受け取れ!」とアピールしているかのようなメッセージ性を感じます。
きっと多くの人がこの二つの色が持つ意味を明確に受け取って、心を動かされたことでしょう。
そこでお聞きします。
去年も一昨年も、トレンドカラーに選ばれたこれらの色に何か影響を受けましたか?
色のメッセージを受け取って、選ばれた色をあなたの魅力を発揮させるために活用しましたか?
おそらく、そんなことはなかったのではないでしょうか。
トレンドカラーは購買誘導を目的としたイメージ戦略
トレンドカラーが発表されると、その色を使った商品が世に多く出てきます。
雑誌などのイメージカラーにも使われたりします。
この写真を見てください。
実際にこの雑誌がトレンドカラーを意識したかどうかは不明です。でも、近い色を使っていますよね。

どちらもその年のトレンドカラーが表紙にデザインされていて、翌年のヒット予測をしています。
この雑誌社に確認したわけではありませんが、上手にトレンドカラーを使っていますよね。
次の商品は今年のコロナ禍の中で新発売され、売れ行き好調なこの商品です。
色の配色に注目してください。

美味しそうですね。
阪神戦見ながらグビッとやりたいところです。
まあそれはおいといて。
トレンドカラーには選ばれた理由があります。
昨年のトレンドカラーのブルーとレッドにも選んだ思いがあります。
・ブルーは信頼や落ち着き、安心感、夕暮れの空など。
・レッドは人間らしさ、人の感情やエネルギー。
このようにトレンドカラーはその年に期待する人々の思いや方向性を代弁しているともいえます
しかしそれは、トレンドカラーの運営側の発信であって、受けての消費者の思考や感情に何かしらの影響を与えたかというと、よりトレンドカラーに意識的でなかったら単なる流行色で終わってしまいます。
辛口で言えば、商品を売るメーカー側の色の心理をうまくついた購買誘導でもあるのです。
購買意欲に影響は与えても生き方や価値観には影響を与えない
トレンドカラーは購買意欲を刺激する心理的なイメージカラーです。
そのことをパントンは、次のような言葉で自社の考え方を述べています。
パントン・カラー・インスティテュートは、色彩心理学を導入して消費者の深層心理に働きかけるブランド・カラーストーリーを構築し、あらゆるメディア上での一貫した色の再現性を実現するためのお手伝いをします。
色は、消費者の購買決定に大きく関与する、効果的なデザイン戦略のかなめです。パントン・カラー・インスティテュートは、色に関わる独自の核心的な洞察を基に、一貫性のあるブランドビジョンの表現ツールである色の開発や、デザインアプローチのアイデア構築のサポートを致します。色の最新情報を熟知し、ブランドと製品に最適な色を確かな形で適切に提案します。
パントン・カラー・インスティテュート https://www.pantone-store.jp/
色の心理学を導入しての消費者心理に働きかけるブランドカラーストーリーという文言は、まさに購買意欲への色の働きかけに他なりません。
とはいえそれが悪いこととは私は思いません。
色を消費者の日常に落とし込む働きかけとしてはとてもよいことをしていると思います。
色はその商品を視覚に訴えかけ、買う側にとっても一番最初に目にする判断材料のひとつですから、そのイメージ戦略は重要です。
だから、この戦略を否定するつもりもありません。
その年の流行カラーを商品のイメージとして採用し、多くの消費者に興味を抱かせ、購入に結びつき、「良い商品が発売されて満足」という消費者側が幸福感を得ることには大賛成です。
しかし、個人の生き方や価値観には何の影響も与えません。
私がここで願うことは、
・色をあなたの生き方や価値観に活かしてほしいのです。
・色彩が豊かであるように、あなたの個性も豊かな感性でいてほしいのです。
色は私たちに、それを実現させてくれるのです。
「色が私たちの生き方や価値観に影響を与えている」
本当にそんなことがあるのでしょうか?
その鍵を握るものが、

です。
人に影響する色の心理的な刺激は、潜在意識の中から浮かび上がってくるのです。
色を見て浮き上がってくる意味やイメージを潜在意識が記憶していたのです。
本当にそんなことがあるのでしょうか?
そのことを次のコーナーでお話ししますね。
■その②、人が感じる色の意味やイメージは潜在意識の記憶に基づいている
・色の心理的な刺激は潜在意識の中から浮かび上がってくる。
・色の意味やイメージを潜在意識が記憶している。
・潜在意識が鍵となっている。
潜在意識は無意識でもあります。上の三つの文章は、無意識に色の意味やイメージを思い浮かべるということです。
つまり色を見たときに浮かび上がる意味やイメージは、今までに何かしらの色に関わる経験をしてきたことを記憶していて、その記憶をよみがえらせているともいえます。
ではいったい、私たちはいつ色に関わる経験をしてきたのでしょう。
色を見るたびに思い浮かべる意味やイメージがある
色には三原色というものがあります。
その①でも少し触れましたが、多彩な色は「赤・青・黄色」の三つの色を混ぜ合わせて作り出します。その基本となる三色のことを三原色と呼んでいます。
そこから作り出された色七色がいわゆる光の中に現われるスペクトルとして知られています。
おなじみの虹の七色ですね。

このスペクトルにある様々な色は、24時間365日、いつもいつでもあなたの周りに存在しています。ごく当たり前のことですが、まずはそこを押さえておいてください。
これらの色が目の前から消えてなくなることはありません。どんな状況でもあなたとともにあります。
では赤色を例にしてお話ししたいと思います。

この赤を見て、どんな意味やイメージが浮かび上がってきますか?
個人によって感じ方は違いますが、多くの意味やイメージが浮かび上がってくるかと思います。
浮かび上がる意味イメージを表にしてみました。
これらが赤を意味イメージする言葉のすべてではありません。多くの人に聞けば聞くほど、赤を意味イメージする言葉は増えていくと思われます。
・情熱 | ・熱さ | ・カープ |
・太陽 | ・怒り | ・還暦 |
・日の丸 | ・血 | ・活発 |
・炎 | ・止まれ | ・シャア |
・夕日 | ・危険 | ・ワイン |
・熱 | ・ドラキュラ | ・カルメン |
・マグマ | ・スイカ | ・ポスト |
・力強さ | ・生命 | ・赤信号 |
あなたが赤に持つ意味やイメージはこの表の中にありますか?
広島にお住まいの方々は真っ先に「カープ」が浮かび上がってくるかと思います。
火事にトラウマがあったり大きな火傷などを経験された人は「炎」を連想することでしょう。
信号無視で捕まったことがある人は「赤信号」なんて連想するかもしれませんね。
中学三年生の頃に熱狂的なガンダムファン(ファーストガンダムですよ)だった私は赤い彗星に憧れていましたので、赤といえば「シャア」です。
個人差がありますから、赤を意味イメージする言葉はまだまだたくさん出てくると思います。
ひとつ言えることは、これらの赤を連想する言葉は遺伝(持って生まれてきた)ではないということです。
表にあるすべての言葉は、赤にまつわる経験をしてきたことを記憶したと言い換えることができるのです。
そして赤を見たことで、過去に経験した出来事を無意識に思い出すこともある、ということなんです。
色の意味やイメージは、生まれてきてから今までに経験したことを基準にしているのです。
今までに色の本を読んだり、色に関するセミナーに参加したりして意味を覚えてきたから、頭の中にあるのだとおっしゃる方もいるでしょう。もちろんその通りです。色の意味を学習してきたから記憶に残っているのでしょう。
でも私はそれだけではないと思っています。
色にまつわることを今までに無意識に経験してきたことの方が100倍大きいのです。
では、今までに経験してきたとはどういうことなのでしょう?
ここにライフサイクルを縮図化した画像を用意しました。

人生の縮図・・・
書いている私も少し笑ってしまう表現です。
人間は生まれたばかりの赤ちゃんから始まり、幼少期から思春期を経て大人になり、身も心も成熟していき、やがて枯れていきます。
枯れていくという表現はいかがなものかと思いますが、老人は酸いも甘いも知り尽くし、多くの知識を持った生き字引・・いや博識を有する賢者的な存在であると私は思うのです。
ちびまる子ちゃんのおじいちゃんのようなおっちょこちょいさがあってもいいではないですか。
そんなおじいちゃんにいろんなことを聞いて成長していくまるちゃんにとって、なくてはならない存在です。
おじいちゃんの博識は人生経験で得たものです。経験してきたことがどんどんと記憶し蓄積されていきます。
幼少期に経験したこと。
中学生で経験したこと。
社会人となってから経験したこと。
結婚し子どもの親となってから経験したこと。
もちろん、おじいちゃんおばあちゃんになってから経験したことも含みます。
生まれて初めて経験したことは特に大きな印象となって記憶されます。
「子どもの頃の話しだから忘れてしまったよ」と思うかもしれませんが、それは顕在意識の中で忘れているだけで、潜在意識の中でははっきりと記憶されています。
実は色の意味やイメージも、これと同じ仕組みで潜在意識に記憶され続けています。
赤には「情熱」という意味があります。
真っ赤に燃えさかる炎のように情熱は例えられます。
もしあなたに「情熱は色に例えると何色?」と聞いたら、ほぼ全ての人は「赤」と答えるのではないでしょうか。
そこで質問です。
あなたはいつから、情熱といえば赤というイメージを持ちましたか?
これはもう人それぞれです。
大人になってからと答える人もいれば、小学生の頃と答える人もいるでしょう。
もちろん、「私は情熱を赤とは思わない」という人もいるでしょう。
しつこく書きますが、色の意味やイメージはその人の色の経験度合いによりますので、人それぞれなんです。
ちなみに私は百恵ちゃんから「情熱=赤」を経験しました。
私が中学生の頃(今から40年以上のこと)百恵ちゃんは人気絶頂のトップスターでした。もはやアイドルなんて表現は百恵ちゃんに失礼なくらいの大スターです。
百恵ちゃんは昭和55年に21歳の若さで引退しました。
その前年に出したある曲が私に「情熱=赤」を経験させてくれたのです。
「美・サイレント」という曲です。タンゴ調のリズムの曲です。
美・サイレントは歌詞の中に、明確な言葉になっていない部分がありました。
歌謡番組などでこの曲を歌うときの百恵ちゃんは、その部分「・・・・」の時だけ口パクになるのです。
口パクはその部分だけですよ。それ以外はリアルにしっかりと歌っています。
そうなるとみんなの興味は、「・・・・」は何といっているか?になります。私には口の動きから「じょうねつ」と言っているように見えました。
この経験が、私の中にまず「情熱=燃え上がる炎」というイメージを植え付けました。
そして美・サイレントが収録されたアルバム(当時のLPレコード)が赤を象徴するデザインだったことが「情熱=百恵ちゃん=赤」という公式が生まれたのです。

そう、これこれ。このLPレコードです。買いましたよー、中学生の私には大きな出費でしたけど。
ん?よく見るとジャケット自体はオレンジ基調ですね。
あれ?このレコードの印象、赤だったはずなのに・・・
当時のレコードには必ず帯がついていました。アルバムタイトルやレコードの宣伝文句などが書かれていました。
おそらくその帯の赤の印象が強かったのでしょう。
このレコードの中に収録された美・サイレント。
タンゴ調の激しさがあるイントロ。
こういうことが「色の経験」になるのです。
この色の経験が赤に対する強烈な印象を植え付け、潜在意識の記憶の中に蓄積させていくのです。
人生のどこかで、印象に残る色の経験があり、このときに植え付けられた意味やイメージが色の経験として記憶されていきます。そこをスタート地点として自分なりの色の意味・イメージが始まり、終生続いていくのです。

思春期に見た映画やドラマに情熱的な恋愛シーンが赤い背景で演出されていたことが、「情熱=赤」と植え付けたかもしれません。
スクール・ウォーズの赤いジャージと、滝沢先生の「悔しくないのかー!」の叫びがきっかけとなったのかもしれません。

黄色の矢印の時点で情熱=赤の意味づけがされ、そこからずっと赤としての意味のひとつとして記憶されます。
もちろん矢印の位置は人により違います。
情熱という言葉だけでなく、それぞれの色にまつわる経験をした時点から、記憶の中にどんどんと蓄積されていくのです。
イメージとしてはこんな感じです。

あなたにも、人生の中で色にまつわる経験をしたことがどこかであったはずです。
その経験が色の意味やイメージを潜在意識に記憶され続けているのです。
そして必要に応じて、潜在意識の色の記憶が浮かび上がります。
「赤にどんなイメージを持っていますか?」と聞かれれば、過去の色の記憶を呼び覚ましてくるのです。

潜在意識から浮かび上がる色の意味やイメージは感情に左右される
色にまつわる経験が色の意味やイメージを作り出します。
ある特定の色を見せられたり、目の前に現われたときに、色の意味やイメージが無意識に湧き上がってきます。
そして色に意味やイメージは、「あるもの」の影響を受け大きく揺れ動きます。
その「あるもの」とは感情です。
感情は風のようなものです。今までポジティブだったはずなのに、まるで風の流れが変わるように真逆のネガティブに変わります。
意識的に感情のコントロールをしようとしても、強風のように急激な変化をもたらす感情のコントロールは不可能に近いです。
この感情の変化が色の意味やイメージにも影響します。
感情の状態によりたとえ同じ色だとしても、浮かび上がってくる色の意味やイメージが、ポジティブかネガティブかに変わります。

少し想像してください。
あなたは今赤系の服を着ています。
その色を選んだ理由は、その日一日を行動的でいようという理由で赤系の服を選びました。
おそらく気分をアゲてその日一日をアクティブに過ごしたかったのでしょう。
そんな理由から着た赤系の服。
クルマを運転しながら「あのカフェに行って読みかけの本を読もう。ランチは新しくできたイタリアンがいいな。部屋に植物も置きたいからランチの後はガーデンショップだね」と考えを巡らせます。
もう本当にあちこち行くのが楽しくなってきました。
そんなウキウキ気分で信号待ちをしていたときに後ろから追突されました。
「ちょ、まてよ!赤信号だろ!何ぶつけてくれてんの!」
この瞬間、この人から「怒り」の感情が湧き上がってきました。赤信号を見ていたことによる赤の刺激が怒りをさらに増幅させます。
ぶつけた相手は一生懸命謝っているのに怒りの感情は抑えられません。コントロールがきかない状態になってしまいました。
せっかくアクティブに過ごすはずの一日が台無しになってしまいました。

この人が別の色の服を着ていたら、もしかしたら同じ怒りでもそのエネルギー量は違っていたかもしれません。
ピンク系の色の服を着ていたら、怒りの中にも許しのエネルギーが現われて緩和されたかもしれません。
(ピンクには許すという意味があります)
このように感情は一瞬のできごとで真逆に変わります。
さらにこの感情の激変のときに潜在意識に記憶された色の意味やイメージが、感情に影響を与えるのです。
そしてこうも言えます。
「人はそのときの感情の状態次第で、色の感じかた・とらえかたが変わる」
ここ、大事です。
色を見たその瞬間の感情がポジティブであれば、見た色の印象はポジティブなものになります。
色を見たときに出てくるその人なりの色の意味やイメージは、ポジティブなものが出てきます。
感情がネガティブな状態であればこの逆の現象が起こるのです。
うれしいとき、楽しいとき、つまらないとき、悲しいとき、喜びあふれるとき、怒りに打ち震えるとき、迷っているとき、悩んでいるとき。
喜怒哀楽によって色の感じかたやとらえかたが変わるのです。
これを応用したものがカラーセラピーです。
カラーセラピーは目の前にある色を選び、その色を見て思うこと、感じることを聞きながらカウンセリングやコンサルがおこなわれます。
選んだ色を見て思うことがクライアントさんのどこから出てくるのかというと、聞き手(カラーセラピスト・カウンセラーなど)は「この色どう思いますか?」と唐突に聞いてくる訳なので、その瞬間にふと浮かび上がってきた言葉を発します。
その言葉は顕在的にある色の印象ではなく、潜在的に記憶された色の印象になるのです。
カラーセラピーはこのような方法でその人の潜在意識を探ります。
大事なのは探った後です。
クライアントさんの魅力を引き出す方法を提示したり、悩みなどの原因となっていることに色の観点からみた解決方法をお話ししたり、クライアントさんの未来をより良い方向に導くためのヒントを色の観点から話しをしていきます。
色占いが当たったとかそんなことはどうでもよいことなのです。色の記憶を活かすも殺すもあなた次第ということなのです。
その色を見て幸せを感じるのか、不幸せを感じるのかは、そのときの感情次第なのです。
そのときの感情が潜在意識の中の記憶されたいろの意味やイメージを引っ張り出してくるのです。
色はあなたに潜在意識の中にある思いを教えてくれる
潜在意識の中にはあなたの多くの思いが存在しています。
・自分をもっと成長させたい。
・今のままでは嫌だ、変わりたい。
・私はこれから何をすべきなの?
これらの思いは今のままの自分でいるのは嫌。もっと自分自身を高めたい。成長させたい。そのためには何をしたらいいのかという自己実現の答えが存在します。
それだけではありません。
悩みや不安の真っ最中で何をすれば解決ができるのかまったくわからないと頭を抱えている人などは、その原因となっている過去のできごとも記憶されています。
幼少期にトラウマを抱えてしまったそのできごとやその思いを、思い出さないように潜在意識の中で蓋をしています。
良かれと思ってやったことが裏目に出てしまい親にひどく怒られて、自分なりの言い訳をしたかったのにそれを許してくれなかったやりきれなさもあるでしょう。
それが元になり「自分の主張をしてはいけないんだ」と何かある度に悲観的になり、諦めやすい考え方を作ってしまった人もいます。
親に怒られないようにいい子でいることを自分の生き方と決めつけてしまった人もいるでしょう。
幼少期の経験が今の自分の生き方を苦しめます。生きづらいんです。
でも潜在意識の記憶に蓋をしているので、なぜ自分はこんなにも生きづらい人生なんだと、訳もわからず悩み続けます。
そんなときに色が、なぜ自分はこんなにも生きづらいんだという苦しさに答えを出してくれます。
過去に抱えていた苦しい思いや、本当はこうなりたかったんだという思いを色が代弁してくれます。
そのためには色を選ぶ必要があります。
あなたが選んだ色に変わりたい自分の思いが込められているのです。
あなたが選んだ色は、あなたの潜在意識の中で蓋をした心の叫びを代弁してくれるのです。
本当にそんなことがあるのでしょうか?
色が心の叫びを代弁してくれるのでしょうか?
それはあなたが選んだ色のネガティブに振れている意味を紐解くことでわかります。
選んだ色があなたの潜在意識の中で絡み合う原因を紐解くのです。

あなたの選んだ色が何を代弁している?それを理解するために色彩言語がある
色はあなたの潜在意識にある思いを教えてくれます。
色はあなたの生き方や価値観に大きな影響を与えます。
そのためには色の意味を知ることです。
「色彩言語」をある程度知っておくことで色を活用する幅が大きく広がります。
色には基本となる固有の言語があります。色彩言語と呼ばれています。それは普遍的であり多くの人の共通認識として存在しています。
色は人によって感じ方やとらえかたが違います。
同じ色でも十人十色、それぞれが違う言葉が出てきます。
もちろん同じ意味としてとらえるケースもあります。
同じ意味でとられることが普遍的であり、人類共通の認識として持っているのです。
赤で説明してみますね。
先程赤の意味やイメージを一覧にした表がありましたが、みなさん覚えていますか?
その表には赤をどうとらえているのかを書きだしています。
表に書かれていた言葉を見てどう思いましたか?
「そうそう、私も同じことをイメージした」という人もいれば、「そんな言葉は赤からは感じないよ」という人もいるでしょう。
人によって色のとらえかたが違うのですから、そう感じないという声があっても何ら間違いではなりません。
普遍的な色彩言語というものは、みんなが共通して感じたりとらえている言葉です。
なので表の中にみんなが共通してとらえている言葉があったはずです。
・情熱 | ・熱さ | ・カープ |
・太陽 | ・怒り | ・還暦 |
・日の丸 | ・血 | ・活発 |
・炎 | ・止まれ | ・シャア |
・夕日 | ・危険 | ・ワイン |
・熱 | ・ドラキュラ | ・カルメン |
・マグマ | ・スイカ | ・ポスト |
・力強さ | ・生命 | ・赤信号 |
赤のマーカーが引かれた言葉が普遍的な色彩言語であるといえます。これは世界中の人に共通していなければなりません。
たとえば日の丸は日本人に共通していますが、外国人には馴染みのない言葉です。
還暦もそうですね。60歳になって赤いちゃんちゃんこを着るのは日本人くらいです。外国人は着ませんよね。
人類が潜在的に感じたりとらえたりできる色の言葉が普遍的な色彩言語です。
これを知っておくことが、色を活用して潜在意識の中にある心の叫びを理解することにつながるのです。
色を活用するのに色の意味を知らなければ何もできません。
今ものすごく赤が気になっているのはなぜだろう?と思ったときに赤の言語を知っていれば、気になる理由をその瞬間に理解することができます。
「赤が気になるのは、もっと活発に行動的になりたいということかな。ならばイジイジしてないで行動しよう」ということになるでしょう。
「何をやっても空回りでうまくいかないな。今赤が気になるのはあれもこれも手を出して動き回るのではなく、狙いをひとつに絞って動けということなのかな。ではそのために一度立ち止まって戦略と戦術を練り直そう」ということにもなります。
色彩言語を知っていれば、自分で自分の心の状態を知ることも可能になるのです。
これってすごくないですか!?
色を活用することで、自由自在に何でも思うままにできるようになるんです!
そのときそのときの自分の心理状態をつかむことができるんです!
あなた自身の手で、あなたの心のマネジメントができるのです!
私ならこんなに便利なものを利用しない手はない!と速攻で色を活用する術を手にしますね。
まあ私自身、カラーケアコンサルタントの資格を取ったことは大きかったなと感じています。
だからといって皆さんがカラーケアコンサルタントになる必要もありません。
皆さんに提案するその方法を最後にご案内します。
ですから最後までご覧くださいね。お願いします。
ここで一旦、今までの話しを整理してみましょう。

・その① トレンドカラーはあなたを活かす色とは関係ない
・その② 人が感じる色の意味やイメージは潜在意識の記憶に基づいている
その①で、トレンドカラーはその年の流行の指針ですよということをお話ししました。
トレンドカラーは主に、消費者に対しての色彩心理を応用した購買意欲を刺激する心理的なイメージカラーでした。
トレンドカラー自体が悪いわけではありません。トレンドカラーを活かしてあなたの外見などを魅力的に、そしてその年の流行を表現することにメリットがあるからです。
しかし私は色をあなたの生き方や価値観に活かしてほしいと思っています。色彩が豊かをあなたの豊かな感性に活かしてほしいと思っています。
その鍵を握っているのが「潜在意識」だということをその①の中でお話しさせていただきました。
その②では色を見るたびに思い浮かべる意味やイメージがあることをお話ししました。
意味やイメージを作り出したものは生まれもった遺伝ではなく、過去の経験から生まれています。それを潜在意識に記憶し続けています。
潜在意識から浮かび上がる色の意味やイメージはその瞬間のあなたの感情に左右されます。
感情がポジティブなのかネガティブなのかによって色の感じ方とらえかたは全然変わってきます。
感情が何かのできごとの影響を受けて一瞬に変わるように、色の意味イメージも感情に影響されます。
言い換えると色を見たときに出てくる色の意味イメージは、そのときの感情に支配されているいうことをお話ししました。
これらを活用することがカラーセラピーであり、あなたの潜在意識の中にある思いを紐解くことにつながります。
しかし色彩言語を知らなければ紐解くことは難しくなります。
自分自身で心のマネジメントをしたいと思うのでしたら色彩言語を知ることをお勧めします。
今までにお話しさせていただいたことをまとめてみました。
ここである疑問を持った人もおられるかと思います。
「色を見ただけで潜在意識とやら感情やらが刺激されるなんてことがあるの?」
それがあるのです。だから色は面白いのです。
その③に行く前にこれだけ言っておきますね。みなさん覚悟はいいですか?
あなたは色から離れることはできませんよ!
色はいつもいつでもあなたにつきまとっていますよ。
おせっかいを焼いていますよ!
↑「おせっかいな色の秘密」これ私の電子書籍のタイトルです。さりげなく宣伝してみました。
せっかくなのでKindle電子書籍のリンクを貼らせていただきますね。
面白そうだなと思っていただけましたら下の画像をクリック(タップ)してください。
■その③、色と人との関係性
色はあなたにつきまとう
あなたとともにある
色はあなたにつきまとっています。いつもいつでもあなたとともにあります。
色から逃れることはできません!いつもあなたにつきまとっています。
迷惑に感じましたか?
ちょっと脅すような書き方になってしまいましたからね。反省します。
でもこれからもずっと、色はあなたとともにあるんです。
色を拒否することは不可能
色を拒否することは不可能です。
色覚異常などがないかぎり、色は必ずあなたの目の前に現われます。色と縁を切ることはできないんですよ。
その理由は色のありかにあります。
ここからは科学的に色を丸裸にしてやりましょう。
えっ?科学とか苦手?安心してください。わかりやすくお話しをさせていただきます。
色のありかはどこにある?
(色を科学しよう)
色って当たり前に目の前にありますから、色のありかなんて考えてもみないですよね。
色はどこにあるかというと「光」の中にあります。
光は電磁波の一種です。波という漢字がついているくらいですので、光の中で波打っているのです。
もっとわかりやすいように図をお示しします。

電磁波は大きくわけて、γ線(ガンマ線)・X線(エックス線)・紫外線・可視光線・赤外線・マイクロ波・電波で構成される、電場と磁場を組み合わせて波のように伝わるもののことを指します。
そして色は「可視光線」の中に存在しています。
電磁波の中のホンの小さいエリアの中に存在しています。
電磁波は特定の波長を持っていて振動しています。
ガンマ線は振動がとても早く、逆に電波はゆっくりと振動します。
色も振動の違いがあって、紫は他の色よりも早く振動して、赤は他の色よりもゆっくりと振動します。
この振動の速さの違いが色の違いでもあるのです。
ただ電磁波は、ときに波のように伝わることもあれば、粒のようにふるまうこともあり、二面性を持っています。
これを説明すると量子論の領域に入り込み、ものすごく長くなってしまうので、ここでは止めておきますね。
ここまではご理解いただけたでしょうか。
さて、私たちが今いる地球上で最大の光を放っているものは何でしょう。
はい、その通りです。
太陽です。

太陽はこの地球上で最大の光源です。
太陽から放たれた電磁波は、紫外線・可視光線・赤外線の三つの構成でほぼ100%に達します。
ガンマ線やエックス線や電波はごくごく微量ではありますが放出しています。
ニュートリノなんていうヤツも放っているのです。
地球上最大級の光は太陽です。
色は可視光線、つまり光です。
もう何を言おうとしているのかお分かりですよね。
太陽があるかぎり、私たちは光とともにあるのです。
太陽がなくならないかぎりです。
なくなりませんよね太陽は。なくなってしまったらえらいことになります。
人類滅亡。いやそれマジ勘弁。
でもいつかは太陽も消えてしまいます。その頃には人類はどうなっているのでしょう。地球はどうなっているのでしょう。
そんなこと考えても先に進めないので止めておきますね。
光(色)がもたらす恩恵
私たちは色につきまとわれています。
色とともにあります。
色から離れることはできません。
ね、あきらめましょう。それは冗談ですけど。
色にまとわりつかれて迷惑ということはないはずです。
色がこの世に存在していることは良いことばかりです。
色は感性を刺激します。豊かな感受性を生み出す元となっています。
世に溢れる色彩は私たちの感受性を豊かにしてくれます。
さらには創造性を豊かにしてくれます。
ここでは色彩言語のことはとりあえず、一旦横に置いておきましょう。
色彩言語知らなくたって、色がそこにあるだけで私たちの心を豊かにしてくれることに感謝です。

それもこれも太陽があるからこそです。
闇の中では色を感じることなんてできません。
無機質な灰色や真っ黒な世界に24時間365日身を置いたとしたら、想像しただけでもぞっとします。
決して豊かな感受性など生まれなかったことでしょう。
太陽があるからこそ、光があるからこそ、色があるからこそ、私たちは豊かさを感じることができるのです。
もう!太陽バンザイ!です。
さて、人間は単に色を感じているだけなのでしょうか?
色をどうやって感じているのでしょう?
チャクラという考え方をご存じですか?
ヒンドゥー教や仏教の考え方に「チャクラ」というものがあります。
わかりやすく一言で言うと、「人間の中にあるとされているいくつかの円盤状のエネルギー中枢」です。
うん!実にわかりにくい!
科学的に証明されているのもではないのでわかりずらさも致し方ないですね。
もう少しチャクラについて説明しましょう。
人間の肉体は物質でできています。物質的身体と呼ばれています。
この肉体は脳からの指令を受けて各器官が動きます。
歩けと指令されれば足が動きます。
手を伸ばせと指令されれば手が伸びます。
食べろと指令されれば指が箸を持ち、箸でつまんだ食べ物を口に持っていき、口はその食べ物を咀嚼し、消化するように内部の器官が動き出します。
一方で、物質的な身体と別にエネルギー身体という考え方があります。
エーテル体とかアストラル体とかメンタル体とやらの呼び名で表される、肉体の周りを取り囲むエネルギー体のことです。
チャクラはそのエネルギーを体内に取り入れるエネルギー中枢です。
7カ所に存在しているといわれ、それぞれのチャクラが円盤状に回転しているとされています。
回転してエネルギーを動かしています。
第一チャクラから第七チャクラで構成されていて(もっと数は多いという説もあります)チャクラはこれらの動きと連動するエネルギー身体のようなものとご理解ください。
図に表すとこんな感じです。

下から上に向かってチャクラは数えられます。
・第一チャクラは脊柱下部。
・第二チャクラは臍下。
・第三チャクラは上腹部。
・第四チャクラは胸部。
・第五チャクラは頚部。
・第六チャクラは額。
・第七チャクラは頭頂部。
第一チャクラから第七チャクラまで、人間の身体の重要な場所に位置しています。
チャクラと色と人間の関連性
次にそれぞれのチャクラに該当する色を当てはめたこちらの表をご覧ください。

この表に色彩言語を追加してみました。すると面白いことがわかります。

第一チャクラは脊柱下部にあります。つまり足のあたりに位置します。このチャクラの色はレッドです。
足下は人間にとっての土台となります。土台がぐらついていては物質は支えられません。
また行動する、動くためには足は重要な部分です。
上半身だけ動かしても何事も成すことは不可能です。行動するためには足を動かす必要があるのです。
レッドの代表的な色彩言語をいくつか見てみましょう。
「グラウンディング」は地に足をつける。まさに土台です
「行動力」は足を動かさないかぎり行動はできません。
「エネルギー」は生きていくために必要な重要な原動力です。いわば身体を動かすためになくてはならない存在です。
生きるためのエネルギー。独り立ちするための土台作り。行動のための力。
そんな原動力となる色が第一チャクラのレッドなのです。
第二チャクラは臍下です。セイクラルチャクラとも呼ばれていて、性に対する機能に影響を与えます。オレンジが該当します。
喜怒哀楽などの「感情」に影響を与えるチャクラです。
オレンジは感情を左右する色として「陽気」や「至福」といった喜びを表す色彩言語を持っています。
イライラなどのいらだつ感情を抑えるために有効な丹田呼吸というものがあります。丹田は臍の下。まさに第二チャクラですね。
また「自立心」という言葉には、人間が成長していく課程において、誰かに「依存」して生きていくのではなく自立していくが求められます。
第一チャクラが生命の誕生、生きることの第一段階だとしたら、第二チャクラは社会性が求められる人生の第二段階です。
社会で生きていくためには、子どものように感情のおもむくままに生きるわけにはいきません。
社会の中では依存するのではなく、自立することが求められます。
その感情に影響を与えるのがオレンジなのです。
第三チャクラは上腹部。お腹のあたりに位置します。イエローが該当します。
このチャクラは「個人のパワー」に影響を与えるチャクラです。
自分の人生を切り拓き、自分の力でどのように「幸福感」を得るのかが求められるチャクラです。
先程のオレンジが示した自立のあとには、イエローの個人のパワーをどう発揮していくのかが求められるのです。
幸福感を感じているときは笑顔になります。表情も「明るく」なります。第三チャクラの円盤も正しく回転しています。
しかし一転、幸福を感じられなくなると人はどうなるでしょう?
「不安」にさいなまれるようになります。不安で不安でどうしようもなくなります。そして「怖く」なります。
朝が来るのが怖くなります。仕事に行くことが怖くなります。誰かに会うことが怖くなります。
このようにどうしようもなく不安になってしまうと、ある症状を口にするようになります。それは、
「胃が痛い・・・」
胃のある場所はどこですか?そうですね、お腹ですよね。
不安になったり緊張したりすると胃が痛いと言い出す人は、実はチャクラを無意識に知り尽くしているのです。
不安になって「頭が痛い」とは言わないでしょ?
イエローは私の大好きな阪神タイガースカラーです。甲子園球場に試合を見にいくときはイエローのユニフォームを着ていきますよ。

第四チャクラは胸部です。「愛」がつまった場所です。
このチャクラにはグリーンとピンクの二つの色があります。
これはカラーセラピーの世界で当然のように語られる考え方です。
色のスペクトルの流れからしたら第四チャクラはグリーンになります。
第四チャクラのある胸部にはハートがあります。
グリーンには「リラックス」や「安心」という意味があります。リラックスできている状態はハートもリラックスしています。
ハートが揺らいでいたらリラックスはできません。
一方でハートに存在するものは「愛」です。
恋愛だけでなくあらゆるものを愛する気持ちは第四チャクラが司っています。
愛の色といえばピンクですね。
リラックスのグリーン、愛のピンク。この二つの色が第四チャクラの色なのです。
第五チャクラは頚部です。喉のあたりです。
このチャクラは「コミュニケーション」に重要な役割を果たしています。
人間は何を使って人とのコミュニケーションをはかるでしょう?
一番は「言葉」です。人と話すことでコミュニケーションをはかります。
アイコンタクトというコミュニケーション方法もありますが、それは次の段階の話しです。(第六チャクラ)
コミュニケーションの基本は言葉です。言葉を発する口元は第五チャクラの場所にドンピシャに位置しています。
言葉に詰まってしまう人は第五チャクラの回転が弱まっています。甲状腺に問題がある人も第五チャクラに何らかの障害があるとされています。
ブルーの代表的な色彩言語はコミュニケーションです。そしてコミュニケーション能力を高めるための「表現力」が必要となります。
相手から発せられた言葉に共感することで「信頼」は高まります。
そう考えると、ブルーって超大事な色なんですよね。共感が求められるこれからの時代(風の時代)に必要な色なんです。
第六チャクラは額です。眉間チャクラとか第三の目チャクラとも呼ばれます。
第三の目という言葉にピンとくるものがありますよね?
そうです、「直感力」です。
第六チャクラは目に見えないものを見る、つまり「感受性」を磨くチャクラなのです。
目に見えないものを見る色といえばロイヤルブルーです。青を深くした色。青と紫を混合した色。それがロイヤルブルーです。
第五チャクラの中で出てきた「風の時代」 これは精神性が求められる時代のことです。
つい最近(2020年12月22日)風の時代に移行しました。
風の時代の前は地の時代でした。この時代は物質主義の時代です。
カネやモノ、学歴や地位などの目に見えるものに価値が置かれていた時代でした。
風の時代は違います。目に見えないものが重要視される時代です。
コミュニケーションなどは目に見えないものの代表格です。
共感もそうです。目に見えないけどとても大切なものですよね。
これらの人と人とのつながりが大切になる時代になりました。
共感を求めたり得たりするためには直感を研ぎ澄ます必要があります。人とのつながりのなかで損得で動いている人がいたとしたら、そのような人と一緒にいても風の時代では幸せにはなれません。
あらゆることを見抜く力が必要となるのです。
皆さん、これからはロイヤルブルーのエネルギーが必要となりますよ。第六チャクラ、研ぎ澄ませましょうね。
そして最後の第七チャクラは頭頂部です。
スピリチュアルのエリアです。
スピリチュアルは「精神性」 新しい時代・風の時代を生きるために機能を強化しなくてはいけないチャクラです。
スピリチュアルって言葉にアレルギーがある人も多いかと思います。
インチキいかさまスピリチュアリストが金儲けのために人をだますことが問題なのです。
でも時代は物質主義から精神主義の時代へと変わったのです。
新しい時代にこのような存在は消えてなくなります。
だって人をだますなんて、ろくなもんじゃないじゃんねー!
そうではなく、第七チャクラのスピリチュアルは自分自身の霊的探求のことなのです。
自分がなぜ今の時代に生きているのか。誰のために生きているのか。自分の果たすべき役割は何なのか。
それらを霊的に、つまり高い次元でとらえていくチャクラが第七チャクラです。
その色はバイオレットです。
「精神性」「神秘的」「霊性」「高貴」 色彩言語も次元が違います。
バイオレットは新しい時代の必須カラーですよ。
チャクラと色と人間の関係性、お分かりいただけたでしょうか?
ここでもう一度、表をお示しします。

チャクラと色の並びをあらためてご覧ください。
色の並びは光の中の色のスペクトルの並びと同一です。
スペクトルの波長は、赤がゆっくりと振動し、上に向かうほど振動は早くなり、紫の振動はとても早くなります。
土台ではゆっくりとどっしりとした動きで、紫のような高い次元に向かう程その振動は小刻みになるのです。
ここまで一致しているなんて!いったい何を言わんとしているのでしょう?それは、
「チャクラと色と人間は密接な関係の上で成り立っている」
ということです。
太陽が色を放ち、私たちはいつもいつでも色を受け取り、そして生きていくために、おおらかな人生を送るために、健やかに生きていくために活用しているのです。
この流れは先程からしつこいほど言っている新しい時代・精神主義の時代・風の時代をより良く生きていくための鍵となるのです。
色は当たり前のように目の前にあります。
当たり前にあるからこそ、色の有り難みを今一度理解する必要があると私は思います。
これから私は、皆さんに重要なことを言います。
本当に重要なことです。これをどうしてもわかってほしいのです。
それはこういうことです。
「あなたが感じた色は、あなたがとらえた色は、間違いなく生き方や価値観に大きな影響を与えている」
大事なことなのでもう一度言います。
「あなたが感じた色は、あなたがとらえた色は、間違いなく生き方や価値観に大きな影響を与えている!」
ここまでに私がお話ししたことを再度まとめてみましょう。

・その① トレンドカラーはあなたを活かす色とは関係ない
トレンドカラーはその年の流行の指針です。
トレンドカラーは主に、消費者に対しての色彩心理を応用した購買意欲を刺激する心理的なイメージカラーです。
・その② 人が感じる色の意味やイメージは潜在意識の記憶に基づいている
色を見るたびに思い浮かべる意味やイメージがあります。
意味やイメージを作り出したものは生まれもった遺伝ではなく、過去の経験から生まれています。それを潜在意識に記憶し続けています。
潜在意識から浮かび上がる色の意味やイメージはその瞬間のあなたの感情に左右されます。感情がポジティブなのかネガティブなのかによって色の感じ方とらえかたは全然変わってきます。
感情が何かのできごとの影響を受けて一瞬に変わるように、色の意味イメージも感情に影響されます。
言い換えると色を見たときに出てくる色の意味イメージは、そのときの感情に支配されます。
・その③ 色と人との関係性 色はあなたにつきまとう あなたとともにある
色は光の中にあります。太陽があるかぎり、色はいつも私たちとともにあります。
豊富な色彩は私たちの感受性を豊かなものにしてくれます。それもこれも光がなければ、太陽がなければ恩恵を受けることはできません。
人間は肉体という物質的身体と、チャクラが関係するエネルギー身体で成り立っています。
チャクラはヒンドゥー教や仏教の考え方で円盤状に回転するエネルギー中枢です。
チャクラは第一チャクラから第七チャクラまでの七つで構成されています。
それぞれのチャクラには該当する色があります。
チャクラの機能と色彩言語は密接な関係性を持ちます。その密接な関係性が色と人間を結びつけています。
これらのことが私たちの生き方や価値観に大きな影響を与えるのです。
本当に大事なことなので3回目いきますね。
「あなたが感じた色は、あなたがとらえた色は、間違いなく生き方や価値観に大きな影響を与えている!」のです。
普段気にもしていない色。
気にもしていないということが潜在意識の中にあるということを意味しています。
あなたの生き方や価値観をもっともっと良くするために、今か今かとうずうずしながら潜在意識の中で出番を待っています。
色はあなたの力強い味方になるために、その存在を潜在意識の中に潜めているのです。
では登場してもらうためにはどうすればいいでしょう?
それはあなたが、色に意識的になればいいのです。
「えっ?意識的になればいいだって!?どうすればいいのかわからないよ!」

色に意識的になるために、私からの提案をさせてください。
■あなただけの色の活用術をご提案
あなたが色に意識的になるために、私からの提案です。

このような場合、色の意味についてのセミナーを開催したり塾を開いたりするのが定番スタイルでしょう。
しかし私はそこに疑問を感じています。
知識だけ詰め込む方法ではあなたのためにはならない
それぞれの色の意味を解説していくことは簡単なことです。
それぞれの色の意味について、つらつらと説明していけばいいだけですから。
「赤には情熱という色彩言語があって、炎の熱さや激しさを感じさせることや、芯が強くブレない意志を意味するんですよ」
「エネルギーは地球内部や体内から湧き上がる赤いエネルギーを表しています。大地では地球内部の赤いマグマのような強いエネルギーが存在しています。体内では赤い血液が酸素や栄養素を運ぶ役目を果たします。マグマも血液も、内部を動かすエネルギー源になっているのですよ」
「はい、何か質問はありますか?」
と、ただ聞かされるだけの色のセミナーって、私が提案したいこととは何かが違うんですよね。
確かに色の意味を知識として覚えることはできるでしょう。
「赤にはこんな意味があったよね」
「青にはこんな意味があったよね」
「あれ?黄色ってどんな意味があったっけ?明るさだっけ?笑いとかもあったような・・・」
「で、私は色の意味をどう活用すればいいの?」
知識だけ覚えても、いざ自分に活用するとなると・・・なかなかできないものです。
なぜだかわかりますか?
自分の潜在意識の中に記憶されている色の意味を取り上げないと腑に落ちないからです。
色の知識だけを覚えればいいのであれば、私の電子書籍「おせっかいな色の秘密」を読んだり、他の方の色に関する著書を読んだりすればいいのです。
でもそれだけでは、本当の意味での「あなただけの色を知る」ことにはなりません。色を活用した心理マネジメントはできません。
色を活用した心理マネジメントを実践するためには、潜在意識の中にあるあなたの色の経験がどうしても必要なんです。
潜在意識の中にあるあなたの色の経験を引き出すためにどうすればいいのか。この年末年始に私なりに知恵を絞ってみました。
実は前々から、私の頭の中で構想を練っていたのです。ずっと考えていたことです。
それは、
マンツーマンでのカウンセリング&コンサルです。

えっ?それではカラーセラピーと変わらないですって?
それがカラーセラピーとは違うんですよ。ボトルを選んだりしませんからね。

あなたの潜在意識にある色の意味をカウンセリング&コンサルします
私が考えていた色を活用した心理マネジメントは、今この時点のあなたが気になる色が教えてくれることをカウンセリング&コンサルするのではありません。
【カウンセリング&コンサルの主な内容】
①あなたの潜在意識の中の色の記憶を紐解いていきます。(カウンセリング)
②7つの色ごとにあなただけの色の意味を見つけだします。(カウンセリング)
③見つけだした色の意味からあなたの才能を引き出す色についてお話しします。(カウンセリング)
④見つけだした色の意味から、あなたにとってのネガティブな要素をポジティブに変換していきます。(カウンセリング・コンサル)
⑤これからのシーンごとに(恋愛・結婚・仕事・就職・転職・起業・勝負事・定年後老後など)活用するとよい色をご提案します。(コンサル)
⑥これまでに見てきた色からあなたにとって最強最適な色彩戦略をご提案します。(コンサル)

①~⑥について、1回90分×3回のコースでカウンセリング&コンサルをおこないます。
対面とオンライン。二つの方法でカウンセリング&コンサルを受けることができます。
対面の場合はこちらで指定するカフェにておこないます。
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無料のお試し体験会の様子を動画で撮影しました(投稿許可いただいています)
色彩戦略・色の心理マネジメントの主役はあなたです
この内容を見て、何かにお気づきになられましたか?
そうです。主役は色の意味ではなくあなた自身です。あなたが主体的に色を活用するためのコースです。
色の意味の知識を詰め込むよりも、あなたがより実践的に、より主体的に色と関わり、色を活用して、あなた自身の手で切り拓いていく未来は決してあなたを裏切りません。
そこにウソなど存在するはずもありません。
色の心理マネジメントの最大のテーマは、あなたの潜在意識が納得したうえでの心理マネジメントなのです。
そのために、あなただけの色の意味を引き出すのです。
あなただけの色の意味を知ることは、才能を伸ばしていく色を意識することができるようになります。
今まであなたを立ち止まらせたり、悩ませたり、不安にさせたりしていた心理状態を、ポジティブな状態に変えていくことができるようになります。
それって、すごくないですか?
自分だけの色の意味を知ることで、いや知っただけでは変わることはできません。
ポジティブに活用していくことで、今まで誰もやったこともない色彩戦略で未来を変えていくことができるのです。
これは聞くだけのセミナーに参加しても実現できません。セミナーに参加して知識を得ることができたとしても、自分自身に落とし込むことは難しいことです。
なぜならば、自分自身に腑に落とすためには、得た知識を自分の経験に置き換えないとならないからです。
セミナーを聞いている際に出てくる疑問をその場で解消することは難しいし、あなたにとっての色のネガティブな意味を理解することはセミナーでは困難です。
たとえば過去にあなたを嫌な思いにさせた色の体験があったとします。その色を見るとなぜか気分が落ち込んでしまう。なぜそうなるのか原因がわからない。なぜだかわからないが気分が悪くなる。
わからないということは潜在意識の記憶に嫌な思いを閉じ込めてしまっているということなのです。
閉じ込めてしまっているということは、自分自身で嫌な思いを拒絶しているのです。思い出したくもないのです。
でもその拒絶があなたの思考や行動を止めてしまっているのです。
色の経験を自分に置き換えるためには、ネガティブなものを理解するためにカウンセリングが必要なのです。
これは1対多数の参加型セミナーでは無理なのです。
色彩戦略・色のマネジメントを登山に例えたとします。山の初心者がたったひとりで険しい山を登ることはお勧めできません。何が起こるかわからないし、困難な箇所に出くわしたときどうしていいのかわからなくなり遭難してしまいます。
だからこそ山のことを知り尽くしている登山ガイドの役割が必要となるのです。
色彩戦略・色彩マネジメントも登山と同じです。一緒に戦略を立てていくガイドが必要なのです。

色彩心理はもちろんですが、カウンセリングスキルなどを身につけ、潜在意識についてを理解し、心理学にも長けているガイド役がどうしても必要となります。
だからマンツーマンのカウンセリング&コンサル形式を選んだのです。
さあ一緒に、色を活用し、色を自由自在に操りましょう
色はあなたを輝かせます。
色があなたを自由にします。
あなたの思考も感情も自由自在に操ることができます。
色があなたの潜在意識の中の記憶を呼び覚まします。
色の良い記憶は今まで以上にもっと活用しましょう。
色の悪い記憶は反転させましょう。良い意味に置き換えてしまいましょう。

自由な思考で、自由な感情で、そして自由な行動を。
新しい時代にあなたの個性を輝かせるために必要なこの三つの要素。
ひとつでも何かに縛られてしまったら個性は輝きません。
ひとつでも潜在意識の中の記憶に閉じ込めたままの状態では個性は輝きません。
この三つの要素を引き出すために色を活用するのです。
あなたの色の経験を上手に活用しましょう。
ある特定の色を見る度に、あなたの潜在意識からあなたを輝かせるための色彩戦略を動かしましょう。
無料のお試し体験もやってます。対面もしくはオンラインで対応しています。

どうか忘れないでください。
光がこの世界にある限り、色はいつもあなたのそばで力になってくれることを。
以上で終わりです。
最後まで読んでくださいまして、本当にありがとうございました。