かんたん!あなたの思い込みパターン診断

思い込みパターン(スキーマとは?)
私たちが日常で「つい考えてしまうこと」や「無意識にやってしまう行動」には、実は「思い込み」があります。
思い込みの元となっているもののことで、パターン化されているので自分ではなかなか気づけないものです。
心理学ではこれを「スキーマ」と呼んでます。
スキーマは、子どもの頃の体験や周りからの言葉かけによってつくられる「自分だけの心のルール」や「世の中の見方」です。
たとえば、子どもの頃によく叱られた人は「私は失敗しちゃいけない」という思い込みをもちやすくなります。
逆に、まわりに合わせて生きてきた人は「人に嫌われないようにしなきゃ」という思い込みを持つかもしれません。
このように、スキーマ=思い込みパターンは、普段は意識していなくても、私たちの考え方や感情、行動に大きく影響しています。
かんたん!思い込み診断スタート
かんたんな質問に答えるだけで、
あなたの中にどんな「無意識の思い込み」が潜んでいるのかが見えてきます。
あまり深く考えないで、
直感で「はい」「いいえ」「どちらでもない」を選んでみてください。
では、さっそく診断を始めてみましょう!
思い込みパターン診断
6つの思い込みパターン
1. 不安に縛られるタイプ
1)思い込みの傾向
ちょっとした出来事や相手の反応に敏感で、「失敗したらどうしよう」「嫌われたかも」と不安を感じやすいタイプです。先のことを考えすぎて、行動をためらったり、気持ちが落ち着かなくなったりすることがあります。
2)パターンを作り出した背景(スキーマ)
「大事なものを失うかもしれない」「悪いことが起きるかもしれない」という思い込みが、心の奥に根を下ろしています。そのため、自分が安心するために、状況の確認ばかりしたり、心配が膨らんで止まらなくなったりするのです。
3)思い込みを変えていくヒント
・不安を感じたら「まだ起きていないこと」と「実際に起きたこと」を分けてみましょう。
・深呼吸をして「今は大丈夫」と自分に声をかけてみましょう。
・心配できるのは責任感がある証拠です。その力を「準備する」「備える」ことに活かしましょう。
2. がまんしすぎる自己犠牲タイプ
1)思い込みの傾向
人から頼まれると断りにくく、つい自分を後回しにしてしまうタイプです。気づけば相手を優先しすぎて疲れてしまったり、やりたいことができなくなったりすることがあります。
2)パターンを作り出した背景(スキーマ)
「迷惑をかけてはいけない」「断ったら嫌われてしまうかもしれない」という思い込みが、心の中に強く根づいています。そのため、自分の気持ちよりも相手を優先してしまい、気づかぬうちに我慢を重ねやすいのです。
3)思い込みを変えていくヒント
・頼まれごとにすぐ答えず、「少し考えてから返事する」と習慣づけましょう。
・自分の本音をノートに書き出して、「本当はどうしたい?」を確かめてみましょう。
・人を思いやれる優しさは強みです。その力を「自分を大事にすること」にも向けてみましょう。
3. 完璧主義タイプ
1)思い込みの傾向
何ごともきちんとやらないと気がすまないタイプです。少しのミスでも「全部が台なし」と感じてしまい、失敗を強く恐れるあまり、なかなか行動に移せないこともあります。
2)パターンを作り出した背景(スキーマ)
「完璧でいなければならない」「失敗してはいけない」という思い込みが心の中に根づいています。そのため、100点を目指し続けてしまい、結果として自分を追い込みやすいのです。
3)思い込みを変えていくヒント
・物事を「できた部分」と「できなかった部分」に分けてみましょう。
・ゴールは100点でなくてもいい、と自分に許して取り組んでみましょう。
・小さなミスは成長のチャンスです。「うまくいかなかったことから学べた」と言葉にしてみましょう。
4. 自己否定タイプ
1)思い込みの傾向
自分を低く見てしまい、「どうせ私なんて…」と感じやすいタイプです。挑戦する前から諦めてしまったり、せっかく結果が出ても自信につながりにくかったりします。
2)パターンを作り出した背景(スキーマ)
「私は価値がない」「どうせできない」という思い込みが心の奥に根を下ろしています。そのため、褒められても「たまたま」「運が良かっただけ」と受け止め、本来の力を信じにくいのです。
3)思い込みを変えていくヒント
・褒められたら、まずは「ありがとう」と言って受け止めてみましょう。
・小さなことでもできたら「私にもできた!」と心の中で言ってみましょう。
・「私なんて…」と思ったときは、「私だって大丈夫!」「私にもできる!」と言葉を置き換えてみましょう。
5. 人の目を気にするタイプ
1)思い込みの傾向
人からどう見られているかを気にしすぎてしまうタイプです。服装や言葉づかい、行動など、まわりの評価を基準にしてしまい、自分の本当の気持ちややりたいことを後回しにすることがあります。
2)パターンを作り出した背景(スキーマ)
「人に合わせなければいけない」「評価されないと認められない」という思い込みが心の中に残っています。そのため、まわりの目を気にしてしまい、いつの間にか自分の基準を見失いやすいのです。
3)思い込みを変えていくヒント
・行動を決める前に「私はどうしたい?」と自分に問いかけてみましょう。
・誰の目も気にせずにできる小さなことを一つ選んでやってみましょう。
・「人にどう思われるか」より「自分が心地いいかどうか」に意識を向けてみましょう。
6. あきらめ思考タイプ
1)思い込みの傾向
「どうせ無理」「自分にはできない」と考えやすいタイプです。挑戦する前からブレーキをかけてしまい、やってみたいことがあっても一歩を踏み出せないことがあります。
2)パターンを作り出した背景(スキーマ)
「挑戦しても失敗するに決まっている」「自分には才能がない」という思い込みが心の中に根づいています。そのため、本当は可能性があっても、自分でチャンスを閉ざしてしまうことが多いのです。
3)思い込みを変えていくヒント
・「やめる理由」ではなく「やってみたい気持ち」に目を向けてみましょう。
・大きな挑戦ではなく、気軽にできる小さなことから試してみましょう。
・「できないかも」ではなく「まずはやってみよう」と言葉を置き換えてみましょう。
いかがでしたか?どうか自分を知るきっかけにしてください
スキーマ=思い込みは、誰の心にも存在するものです。
思い込みのパターンを知ることは「自分をもっともっと理解すること」に直結します。
今回の診断で気づいたことを、ぜひこれからの毎日に活かしてみてください。
診断を受けてくださり、ありがとうございました。


